世界一愛おしい人へのHappyBirthdayを、

安田くんの誕生日を祝うのも10回目になったので、記念すべき10周年なので、安田くん及び関ジャニ∞を好きになって十祭なので、安田くんの好きなところを10個書いていきます。

 

①「たぶんこの人が笑ってくれてたら大丈夫な気がする」と思わせてくれる笑顔

10年前に私が初めて付き合った人に振られて(というかとっくに心変わりしてたくせにダラダラ同情で付き合われていたのが発覚して別れを切り出した)ひどく落ち込んでしまって、何一つ上手くいかなかったとき、めちゃくちゃ肌も調子悪くて自分の容姿がこんなだから好きでい続けてもらえなかったんだ〜〜〜〜〜って夜な夜な泣いたりする日々を送っていたとき、急に夢に出てきてくれたのが安田くんでして。

今でもハッキリと覚えてる。夢の中でも鬱屈した日々を送る私の前に急に現れたのが関ジャニ∞で、私の手を引いてくれたのが安田くんで、安田くんはくるりと私に向き直って「〇〇ちゃんは可愛いよ〜」「大丈夫やで〜」と荒れに荒れまくっていた私の両頬を、ごつごつした両手で包み込んで、目の前で笑ってくれていた。

そんな、ゆ、夢小説ですか…………?都合のいい妄想ですか……………?みたいな夢を見たことがきっかけで、私の安田くん及び関ジャニ∞への「好き」はかれこれ10年も続いている。

自分でもキモイなあと思っている。

更にキモイことを言うと、私が関ジャニ∞を好きになることはもう最初から決まっていたんじゃないかとすら思っている。

私がその後、関ジャニ∞を、安田章大というアイドルをもっと知りたくて、私のことを好きじゃなくなっていった狡い男のことなんてどうでもよくて、よくある表現だけど日常が彩られていった。

正直何が「大丈夫」なのかよくわからないが、とにかく(夢の中の)安田くんが「大丈夫」と笑っていたので大丈夫なんだろう。そう思えた。

私の夢の中なので実際の安田くんがそう言ってくれたわけではないし、安田くんからしたら「なんやそれ」って感じの話だけど、私が勝手に安田くんに救われた。勝手に救われて、勝手に好きになって勝手に10年も応援してるだけだ。

アイドルを応援する理由なんて、それだけで充分だ。

私が今幸せを感じていられるのは、安田くんがあのときからずっと笑っててくれたからだ。

もちろんずっとずっと笑顔だけを見てきたわけじゃないけど、辛そうな顔だって見てたけど、それでも一度安田くんが笑うだけで「大丈夫かもしれない」「関ジャニ∞は、大丈夫かも」と思ってしまっていた。

あのとき夢の中で私にかけてくれた、何の根拠もない「大丈夫」を、私は安田くんの笑顔に感じ続けてここまで来た。

安田くんのくしゃっとした笑顔。目尻にできる笑いジワ。笑ったときに見える大きな前歯。笑い声。

この人が笑うだけで、今まで一体何人の人が救われたんだろう。私も彼と同じように笑いたい。君が笑っていたら大丈夫だねって、誰かを安心させられるように笑いたい。

安田くんの笑顔には不思議な力がある。

辛いときに無理をして笑う必要なんてないけど、私は、安田くんが無理をせずに笑える日々が続けばそれでいい。

 

②「病気をしてよかった」と言える強さ

③涙を流せる弱さを見せてくれるところ

安田くんは強さも弱さも持ってる。

そのどちらも見せてくれる。

強くあろうとする安田くんも、弱さを隠しきれない安田くんも、どちらも愛おしい。

強くあってほしいなど、弱さを見せてほしいなど、思っているわけではない。

ファンは、というか少なくとも私は、強かろうが弱かろうが、自分の正直な気持ちを吐露してくれようとする姿を愛おしく思う。

コロナ禍に突入して全てのエンタメが取り上げられたとき、「LIVEがしたい」「悔しい」と吐き出したこと。

7人で立ったメトロックのステージ。その映像を観て涙を流しているということ。

「7人で頑張るって言ったじゃないか」と綴ったこと。

その上で「思い出に溺れてごめん」「弱くてごめん」と綴っていたこと。

私は正直、安心した。

すばるくんが脱退して、亮ちゃんも脱退して。それらが発表されるときには、他のメンバーはもうそれを受け入れたあとの状態で。

「過去を振り返ることは今も『関ジャニ∞』に対して失礼だ」と、悲しむことすら勝手に厭われて。

安田くんが7人の関ジャニ∞の思い出に溺れている。

それはある意味、私たちファンにも悲しむ隙を与えてくれているような気がした。安田くんにそんなつもりはないだろうけど、辛いことを辛いと言える場が安田くんにあるということは、私を安心させた。

考えてみれば、応援してる側の我々より、苦しいときも楽しいときも横並びで踏ん張って支え合ってきた仲間と離れてしまうことは、当の本人たちが1番辛かったに決まってる。私たちの前で弱音もロクに吐けず、1番辛いくせに私たちに「大丈夫」を言い続けてくれてたんだから。

ああ私も思い出に溺れてもいいんだと思えた。

まあ、勝手に「7人を思い出しちゃ今の彼らに失礼だ」なんて思ってただけなんですけどね。

安田くんが1番辛かったときに、私たちができることは「心配」だけだった。安田くんに「愛を心配でスルーしないで」と言わせてしまったけど。

けれど、「沢山心配してくれてありがとう」「これからも心配してくれよな」とも言ってくれた。そうやって言ってくれるようになるまでの葛藤ってもちろんあったと思う。結果的に、心配することしかできない我々に対して「ありがとう」と言える彼に、強い、と思った。

病気になったことを「御縁」だと言える強さも、きっと本人はそれを「強い」と認識していないところも、それでも過去のことは未だに憎いと言えるところも、弱さを見せられる強さを持っているところも、大好きで、そんな姿に勝手に勇気をもらっています。

 

④有言実行なところ

まず、JUKEBOXで言っていた、

「俺らについてきたら間違いないから。しあわせにするから。」を本当にしてくれるところ。

私はあのときの安田くんの言葉が大好きで、今もずっと大切にしていて、他のどの言葉より信じている。

今までずっと、その言葉が嘘になったことなんてない。というか、彼らが嘘にしなかった。

関ジャニ∞として辛いこと、安田くんがとても辛かったこと、それは紛れもなく辛い思い出として残ってるけど、どれだけ傷だらけの姿を見ても、「好きにならなきゃよかった」「もうついていきたくない」と思ったことはない。

辛かったことよりも、この人たちを好きでよかったなあと思ったことの方が多いし、安田くんを好きになれる人生でよかったと思って生きてきた。

 

そして、いつかのボク。で言っていた。

「海に潜れなくなってしまったことは俺が1番辛い」「けど、負けないしメゲないし、この先も克服するつもり」「その時は必ず報告する」。

安田くんは本当に報告してくれた。ANOTHER SKYで、海を克服(という言い方でいいのかわからないが)した姿を見せてくれた。

こうやって自分の発言に対して責任を持っているところがとても好きだ。何一つ嘘にしないところが好きだ。決して嘘がダメなわけではないけれど、大切な約束は守り続けてくれているその真面目さと真っ直ぐさがたまらなく好きだ。

 

⑤正しい優しさを持っているところ

①〜④長くなりすぎてるし、めちゃくちゃ語ってるのに、ここに来て「優しいところ」だ???????????と思われるかもしれない。でも安田くんってどんな人?と聞かれた人の大半はきっと「優しい人」って答える。

安田くんの優しさって、一時しのぎじゃないところが好き。人としての道理に外れていることに対して、ちゃんと怒れるのも優しさだ。

何より笑った顔が優しい。「優しい」という形容詞がもし人の形になったら、きっと安田くんになる(?)。優しさが滲み出てるような笑顔だからきっと私は「大丈夫」と思えたんだ。私ってもしかしたら前世で安田くんに命を救われたカナブンだったのかもしれない。あのときのカナブンです。

「ヤスは優しい」と昔からメンバーに言われる安田くん。人の幸せは自分の幸せだと言える安田くん。自分のことは後回しにして、先に人のために体が動いてしまう安田くん。本当の安田くんの姿は知らないでしょと言われても、私が見てきた安田章大という人間はそういう人だ。

「人の幸せは自分の幸せ」だと言える安田くんは、決して綺麗事の世界で生きていない。

安田くんの優しさは正しい。本人はきっと正しい優しさだとは思っていないかもしれないけど、きっと正しくあろうとはする人だ。

 

⑥何色にでもなれる演技力

私が安田くんを好きになって初めて観劇した舞台は『ジュリエット通り』だ。

観劇する前から、ドラマや映画で彼の芝居は観ていて、上手いなあと思っていた。けど生で彼の芝居を浴びて心が震えた。彼は太一を演じていたというより、太一だった。

安田くんには色がない、と昔から言っている。だから何色にでも染まることができる。安田くんの作る音楽が決して一辺倒でないのも、どんな役柄でも器用にこなせるのも、きっとその器用さも、計り知れない努力の賜物であるのも、私を魅了し続けた。

リボルバー』で、カーテンコールまでずっとゴッホで、役を抜くことがなかった姿には恐怖さえ覚えた。やせ細った胸板に、役者としての覚悟を見た気がした。

正直、手術の後遺症で強い光を直接見るとふらついてしまうことがあるという彼にとって、舞台は危険極まりないものに違いないのだが、強い薬を飲んででも、生の舞台に立つことをやめない彼の覚悟。私はその覚悟を前に、「心配だから無理しないで」なんて言えない。もちろん、身体が資本なので無理はしないでほしいけど、それと「舞台に立ち続けること」は切り離して考えないといけない気がした。

私は役者としての安田章大表現者としての安田章大のことも大好きだ。

 

⑦ダンスが上手いところ

ここに来てまためちゃくちゃライトな理由出してすみません。でも本当に安田くんのダンスがめちゃくちゃ好きで〜〜〜〜〜〜〜〜〜(涙)(急に文体も軽くなるな)

実は私、昔ダンスを習ってました。踊れる人がめちゃくちゃ羨ましくて、私もそれになりたいと思って始めたんですが、1年で辞めてしまった。ダンスの才能は0どころかマイナスでした。めちゃくちゃ下手だった。それに絶望して辞めました。自分の娘がリズム感のないやつだとわかっていたはずなのに、「ダンスをやりたい」と言った私にスっと教室に通わせてくれたお母さん、ありがとう。そしてごめんなさい。月謝を無駄にしました。

安田くんのダンスはめちゃくちゃ軽やかだ。

キレがいい。ダンスのことはからっきしなので技術的なことは何もわからないけど、めちゃくちゃダンス上手い人だと思う。振り付けだけじゃなくて、踊るときの表情も堪らなく好きだ。魅せ方が上手い。

安田くんが踊る姿が大好きだった。

けど髄膜腫の手術の後遺症で転倒して、背中と腰を骨折してしまったあとのツアーで、簡単な振り付けも辛そうにする姿を見て、もうこの人の踊る姿を見られないのかもしれないと覚悟した。あのときは思うように身体が動かなくて、きっとめちゃくちゃ辛かっただろうと思う。

けど、十五祭でバッキバキに踊る姿を見た。そこまで回復するのにどれだけの努力を積み重ねて来たんだろう。

私はその日、安田くんを応援してきて初めて、彼の踊る姿を見て泣いた。

安田くん、私はどんな安田くんも大好きだけど、ダンスもとても大好きです。気が向いたらバッキバキに踊る姿を見せてください。気が向いたらでいいです。

 

⑧元メンバーに対しての感謝と、応援する気持ちを口にしてくれるところ

内くん、すばるくん、亮ちゃん。3人が辞めて現在5人となった関ジャニ∞。内くんが在籍していた頃を私はリアルタイムで知らないので、内くんに対して軽率に何か言えることはないんだけれど、彼らにとって8人の関ジャニ∞も、7人も6人も、5人の関ジャニ∞も、全て大切に決まっている。ということは言える。

すばるくんが脱退を決めた時。安田くんは髄膜腫を患い、その手術の後遺症で倒れて背中と腰を骨折し、思うように動ける体でなかった。

「安田くんがその状態なのに脱退するのか」という、すばるくんへの批判の言葉をいくつも見た。私はそれがめちゃくちゃ嫌だった。

それはすばるくんのことはもちろん、安田くんのことも馬鹿にしすぎている。

自分の身体がボロボロ(という言葉でしか形容できない私を許してほしい)だからって、グループを飛び出してやりたいことがあると言っている男を引き止めるような人間だと本気で思っているのか?

少なくとも私が知っている安田くんは、そりゃあ脱退なんてしてほしくなかっただろうし、7人でどこまでも行きたかっただろうけど、引き止める理由に「俺が大変やのに」を並べるような人じゃない。馬鹿にするな。

そして、GR8ESTツアーの開催。十五祭の後の亮ちゃんの脱退。

亮ちゃんに対しても、「安田くんはグレコン出たくないと泣いて拒否したのに、亮ちゃんが無理矢理引きずり出した」みたいな批判を目にすることが多かった。私はそれも許せなかった。

不完全な状態でステージに立ちたくない安田くんの気持ちも、今止まるわけにはいかない亮ちゃんの気持ちも、どちらも正しいと思ってた。立場が違えば都合が違うのなんて当たり前だ。

私が見てきた安田章大という人は、やらんと決めたらとことんやらんし、たぶんあの人が1番そういう意志は強いと思う。少なくとも私はそういう人だと思ってる。最終的に安田くんは納得してステージに立った。「ありのままの自分を見せることができて幸せだ」とどこの公演だったか忘れたけど挨拶で言ってたと記憶してる。なんかレポで見た。

亮ちゃんはあの頃の自分を、「お客さんや自分に対しても、すばるくんに対しても虚勢を張っていた」と言っていた。すばるくんが辞めるとき、「これからの関ジャニは俺が引っ張って行きます」と彼に言った亮ちゃん。そう言うしかなかったんだと思う。

6人で走り出したときの関ジャニ∞は、がむしゃらだった。

走り出してみて、自分と他のメンバーとの間に何か違和感を感じたんだろう。それは亀裂などでは決してなくて。だから脱退を決意したんだろう。でもそれは、何も不自然なことではない。人の気持ちは変わって当たり前だ。

安田くんを応援してる人達が、こぞって亮ちゃんに対して不満を述べるのが耐えられなかった。そりゃあ、一緒にいてよとは思ったよ。大好きだし。それはすばるくんにも思ってるよ。けど、安田くんが無理矢理ステージに引きずり出されたみたいなのは、はっきり違うと言える。

じゃないと、「愛を心配でスルーしないで」という言葉は彼から出ない。

2019年のBARFOUTでも安田くんは、

「亮には亮で頑張ってほしいし、渋谷には渋谷で頑張ってほしいし、内にだって頑張ってほしい」と言っていた。

何だったら昨日の、20FES前夜祭でも安田くんは

「今グループ外で頑張ってるメンバーも、今居てくれてるメンバーも、すごく大好きです」と言っていた。私は誰かよく分からない人たちの憶測なんかより、安田くんの今の言葉を信じたい。

そして、はっきりとそれを口にしてくれる安田くんのことが大好きだ。

 

⑨大切なことを気づかせてくれるところ

⑩私が進むべき道をいつも照らしてくれるところ

私にとって安田くんの言葉は偉大だ。

安田くんはいつも私に大切なことを気づかせてくれる。

前職で理不尽な顧客に電話でどやされまくってイライラが自分の中の大半を占めてたとき、安田くんが雑誌のインタビューで

「イラッとしている時間があるんだったら、“この人イラッとするな。ってことは、これをしたらアカンねんな、自分はこうならないようにしよか”って切り替えた方が、得策やと思うようになってきた」

と言っていた。一時期それを写経してフリスクの入れ物に貼り付けて電話応対中に握りしめてた(ヤバ)。

他にも

「得意不得意もあって自分やしそれでいい」

「生きてるって素晴らしいね」

「なりたい自分になれよ」

安田くんの言葉に何度も救われてきた。

今年の1月の十八祭冬で、喝采を歌ったときに安田くんが叫んだ「なりたい自分になれよ」をずっと大切にしている。

大きな夢を叶えるわけじゃなくても、自分が好きな自分でいなきゃと素直に思えた。少し呼吸がしやすくなった。

どう生きていくべきなのかを教えてくれる。押し付けがましくなく、ただ安田くん自身の気持ちを安田くんの言葉で伝えてくれているだけだけど、それが私の道を照らしてくれている。安田くんからしたらそんなつもりはなくても、私はずっと救われっぱなしだ。

安田くんはすごい。

安田くんのままで、人を救うことができる。

 

安田くんの愛を、ちゃんと、愛で返したい。

 

彼の誕生日を迎える度、彼の好きなところを数えている私がいる。私はこの先もずっと彼を応援するんだと誓い直す自分がいる。きっとこれからも。

本当は10個じゃ足りない。

安田くんの存在そのものが好きだ(激重)。

 

アイドルを辞めようと思ったことがある安田くん。もしこの先、考えたくはないけど、どうしてもアイドルでいることを辞めたくなったら。私は安田くんのどの選択も尊重したい。アイドル以前に、人間・安田章大を好きになったので、どこにいても何をしてても、私は安田くんを応援したい。

でも何より、アイドルを続けてくれてありがとう。

生きててくれて、ありがとう。

 

今とても、事務所の問題でいろいろと心配なことが多いと思う。安田くん自身。他のタレントも然り。

きっと安田くんは律儀だし、恩を忘れることはない人だから、事務所へ感じてる恩義は相当なものだろうと思う。

メンバーが脱退したとき、病気を患ったとき、私たちには心配しかできなかったと言った。でも、彼らが辛いときにこそ「好き」だと言えること。応援し続けることも、私たちにしかできない。

話は逸れるが、「私たちが彼らを好きでいること」と事務所の問題は切り離して考えられなければならない。彼らの今までの踏ん張りや努力が、全てなかったことにされるのはちゃんちゃらおかしい。

だから、安田くん。大丈夫です。大丈夫だよ。

私はずっと貴方を好きです。誰が何と言おうと。何も怖くない。

 

もし安田くんが結婚しても、事務所を去ろうと、他の仕事をしたくなっても。

安田くんが生きて、笑っていてくれるならそれでいい。

結婚、したらまあ、ちょっとだけ寂しくなるかもしれないけど。ちょっとだけ落ち込ませてもらうかもしれないけど。でも必ず、おめでとうって言うから。

安田くんのこれからの選択を尊重したい。

そして、今まで選び続けてきてくれてありがとう。

いつも同じ言葉で締めくくっている気がする。

お誕生日おめでとう。

生まれてきてくれてありがとう。

安田くんを好きになれる人生で良かった。

そう思わせてくれてありがとう。

 

私が安田くんを好きになった時、安田くんは28歳だった。

今日で39歳。30代ラストの年。

安田くん、今年はどんな年にしたいですか?

安田くんの笑顔と生き方に人生救われてきた私は、今年も貴方が「幸せやなあ」と笑ってくれたらいいなと、願っています。

 

2023.9.11  

君に救われたオタクより

『恋は負け認めなきゃ勝てない』から始まるストーリーに勝てない、

 

ジャニーズWEST、20枚目のシングル『しあわせの花』。

『週刊うまくいく曜日』に続き、サンボマスター山口隆  大先生提供の、ポップで爽やかでピースフル、そして前向きになれること間違いなしの素晴らしい楽曲。山口隆 大先生、本当に本当に、ありがとうございます。山口隆 大先生には足を向けて寝られません。どこに山口隆 大先生がいらっしゃるかわかりませんので立って寝てます。(オタク構文)

 

ところがその『しあわせの花』、初回限定盤Aにまたとんでもない楽曲が収録されてしまっていた。

 

 

 

『恋は負け認めなきゃ勝てない』

 

またも、失恋の予感。

ジャニーズWEST 9枚目のアルバム『POWER』初回限定盤Bに収録されし、神山智洋桐山照史のユニット曲『真っ直ぐ』でデカすぎる概念失恋をしたオタクの屍がそこらに転がっていたのは記憶に新しい。

私はまだ『真っ直ぐ』の彼氏のこと、許してないからな。ァーシのマヴダチ、泣かすなや❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓❓

 

『しあわせの花』発売の情報が解禁されたとき、公式サイトで明かされた「初回盤Aには、グループ新境地の1曲『恋は負け認めなきゃ勝てない』を収録」。

恋は?????????負け???????認めなきゃ????????勝てない??????

初めて「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」を聴いたときと同じくらい混乱した。一体何ですか?

 

シングルを手に入れて歌詞見て楽曲聴いて、私は文字通り天を仰いだ。

3ヶ月ごとに失恋させてくるやん…

 

『恋は負け認めなきゃ勝てない』、歌詞を見るところ、長年付き合った彼女に振られてしまった男の子目線のドドド失恋ソングです。

 

「別れよう」って結論みたいに
悲しそうに言うから 悔しい
突然だと思ってるのは僕の方だけだよね
そういうとこだな 負けたよ

女の子はね、まあ、人によるけど、「嫌だな」って思ったことその場その場で言うっていうより溜めて溜めてあるとき爆発してしまう、みたいなタイプ多いって言うよね。上手いよね。この「突然だと思ってるのは僕の方だけだよね」。ほんとにそういうとこなんだよ、男。

 

十年!君のこと想った
この恋は負け認めなきゃ勝てない
TAXI!捕まえんの上手かったね
立ちすくむ今の僕とは大違いだ
誰に伝えりゃいい?

 

じじじじ10年………………………?

長いな…………………?

たぶんこれ、10年付き合ってたんじゃなくて『君』に片想いしてた期間も含めての10年だと思うんですよね。それでおそらく、片想いの期間の方が長い。

 

「誰に伝えりゃいい?」

取り残された僕の気持ち、もうここには居ない立ち去ってしまった君への気持ち、君がいなくなった今誰に伝えりゃいい?

 

ええがなええがな、私が聞くやん…………………………………

となり、私は気づいてしまった。

 

この曲を聴いている私は、この彼女に振られた男の子に失恋している、と_______________________________________

 

どう考えても私にジャニーズWEST(※)のことを振ることができるわけがないし、ジャニーズWESTに10年も想われるわけがない。私はモブでしかない。いつもそう。『宇宙を駆けるよだか』ではあゆみに失恋した火賀に対して失恋するモブ同級生だったし、『溺れるナイフ』では結局望月夏芽への気持ちが報われることのなかった大友に対して失恋するモブ同級生だった。重岡くんの当て馬役、非常に良い。

(※歌詞に登場する『僕』を『ジャニーズWEST』としています)

 

どう考えてもこの歌で共感できる人物は、彼を振った彼女でもなく、振られた彼でもなく、歌詞に登場することのないモブナンデス。

 

それに気づいてしまった今、もうここから先を聴くのが怖い。

 

でかすぎるポップコーン 食べて寝てたね
もう観に行かない シリーズ5作目は来月
本棚から好きに持っていけばいいよ
どっちのかもう覚えてないし

 

こんな女のどこが良かってん(怒)

映画館でデカすぎるポップコーン買ったんやったら完食しろ。寝るな。何しに来てんねん。シリーズ5作目?私と観に行ったらええ。

わかるか?「どっちのかもう覚えてないし」はな、ホンマに覚えてないんとちゃうねん。別れを告げられ、好きな人が部屋を出ていくという事実を上手くまだ脳が処理しきれてない彼が、精一杯絞り出した言葉やねん。どっちのかはお前が覚えとけ。

 

いつだって僕は昨日ばっか
君は明日の夢 語っていた
そんな風にして二人の道
続いてるみたいだよねって
笑えてた部屋 戻れない

さっきの「TAXI 捕まえんの上手かったよね」がここで効いてくるなあと思うんですけど、『僕』は昨日ばっかで『君』は明日の夢を語っていたって、つまり君は僕を置いて、僕が知らない、僕のいない明日をさっさと選んでしまったんだなあってわかってしまうわけですよ。タクシーを早々に捕まえちゃって。切な。

でもさ………………………………私がいるやん…………………………私じゃダメか……………………………?(©あすなろ白書のキムタク)

 

十年!君は友達でもあった
この恋に負け認め続け勝ちたい 

この恋に負け認め続け勝とうとすな………………………………………………………勝たなくていいよ………………………私がいるじゃん……………………………私は君と違って「十年!君は友達でもあった」じゃなくて「十年!君は友達でしかなかった」なんだよ…………………………………………………………………(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)

アカン。ジャニーズWESTに恋愛相談されて苦しくなった記憶ある(ない)し、ジャニーズWESTの恋が上手くいってない相談に乗りながら内心ガッツポーズした記憶ある(ない)し、彼女と別れたのに全然彼女のこと忘れられてないジャニーズWESTに対して「私じゃダメなの?」という言葉を何度も飲み込んだ記憶、ある(ない)………………………………………………………………………

 

そしてこの歌で1番しんどいのが

何年!過ぎても好きだったら
キモいかなあ ねえわかりたかったもっと

 

苦しい苦しい苦しい苦しい…………………………………………………………………………………………………………………………………

彼女←彼 の気持ちとしても苦しいし、

彼女←彼←私 の気持ちとしても、苦しい…

 

「キモい」ってあんまり歌詞に使われる言葉じゃないけど、日常的に私のような自己肯定感低めの人間は「これしたらキモいと思われるかなあ」とか「こう言ったらキモいかなあ」とかいった類の心配をして生きてるので、この「キモいかなあ」がめちゃくちゃリアルで生々しくて、苦しい。

そしてこの歌詞で、「あ、彼女のこと諦める気ないんだろうな」っていうのがわかってしまう。

 

そしてこの歌はこの一文で終わる

君に負けて知った、心を

 

「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」が最後に一つだけ言える君への強がりなら、「君に負けて知った、心を」はあまりに正直すぎる。

「恋は惚れたもん負け」って言うもんね。その「惚れたもん負け」を認めて、自分の方が明らかに好きだったんだということを認めてやっと、その恋に対する「勝ち(=両想いになれる可能性)」に繋がる。

 

全っっっっっっっっっっっ然諦める気ないじゃん

私が入る隙、なくね?

この歌、オタク的には失恋ソングだけど実際は「君に負けて知った、心を」から彼めちゃくちゃ立ち上がろうとしてない????????この男、めちゃくちゃハートが屈強なのでは????????????益々ジャニーズWESTで好き_____________

 

当て馬の当て馬である私だってそんなの、ジャニーズWEST(僕)に惚れてるのは私の方だって、負けてる(=惚れてる)のは私の方だって、わかってるんですよ。でも勝てないじゃん。負け認めたのに、勝てない。私だって君に負けて知ったよ、心を……………………………………………………………………いや、違うな。

 

君に負ける前から知ってた、だな。負けてることもそれを認めても勝てないことも最初からわかってるな。私はジャニーズWEST(僕)に惚れてるけどジャニーズWEST(僕)には好きな人がいて、最初から叶わないと決めつけて、負けを認めて勝ちにいこうともせずに、負け続けることを選んでしまったのは、私じゃん…………………………………………

つまり私は、『恋は負け認めなきゃ勝てない』ということにも勝てなかったんですよね。

 

ブログ冒頭の

『恋は負け認めなきゃ勝てない』、歌詞を見るところ、長年付き合った彼女に振られてしまった男の子目線のドドド失恋ソングです。

この私の言葉、訂正します。

この曲の彼は、失恋した上で立ち上がってこの恋に勝ちにいこうとする。全然失恋ソングじゃなかった。なんやったらこっからラブストーリーを展開させようとしてきてる。全然こっから成功する道見える。失恋はただのきっかけでしかない。こっから始まんだ…(©「こっから」SixTONES

思えば公式サイトには「失恋ソング」だなんて書かれてなかった。情弱ゆえ、もしどこかのサイトやメンバーたちが「これ失恋ソングやで」を言及してたならすみません。

でも私は「ほんまにこれ失恋ソングなんか?」と問いたい。

この歌、失恋ソングに見せかけたラブソングなのでは…?こっから始まるラブソング…いやまあ、こちらは勝手に概念で失恋してるんです㌔…

 

ハァ…

幸せになれる虚妄より失恋する虚妄の方がよりリアルにイメージできてしまう人生なの、ツラい……………(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)

 

結局、新宿でルーローハンを一人で食べるのは私って、ワケ。

 

エッ    もしかして冒頭の

新宿でルーローハン 一人で食べてる
行けなかった台北旅行の雑誌の味
意地悪な質問 自問自答して
大学生みたいに泣きそうだ

って、ウチらのことやったん…?(涙)

 

『行けなかった台北旅行』=彼の失恋の慰安を兼ねての旅行

『意地悪な質問 自問自答して』=「私じゃダメなの?」を結局言えなくて「ダメだよなあ」と自問自答

 

ツラすぎる伏線回収。

赤ちゃんみたいに泣きそうなんです㌔…

 

 

今回も非常にツラすぎる概念失恋だった。

でもこの曲本当に良い。

めちゃくちゃ恋の曲なのに、イントロカッコイイし、曲調だけ聴いてたら「最初はお互いに『合わねぇ』と思ってたけど次第に良きバディになっていく2人が主人公の刑事ドラマ」の主題歌っぽいのが新しい。

そしてジャニーズWESTが本当に、失恋したみたいな、そんな苦しさが滲む歌声で歌い上げるんですよね。ジャニーズWEST、表現力の鬼なんかな。

 

これからも是非、ジャニーズWESTと『もう恋なんてしない』をよろしくお願いします。

 

 

 

 

『真っ直ぐ』の歌詞に出てくる男の夢って何?

ジャニーズWEST9枚目のアルバム『POWER』初回限定盤Bに収録されてる桐山照史さん、神山智洋さんのユニット曲『真っ直ぐ』。

ド頭

あなたと出会い あなたに恋して
今までずっと幸せでした
でも さよなら…

から始まるドドド失恋ソング。しんどいよね。

2人の美しい歌声にどハマリする女性目線のドドド失恋ソング。しかも曲中に出てくる言葉が関西弁。こちとら女性目線の歌を見事歌い上げるきりかみに対してドドド失恋してますが………………………

 

作曲が松本良喜さん、作詞が

「あんた」「あかん」「しもた」の

関西弁恋唄3部作で知られるティーナ・カリーナさん。

 

本名のタナカ リナさん→Tナカ リナ→ティーナ・カリーナになったらしい。オモロセンス。

なぜ私がそれを知ってるかと言うと高3の頃FMラジオから流れてきた「あんた」をすごい好きになって受験勉強中、当時好きだった向井理さんに概念失恋するときのBGMにしてたからです。

こんなんだから第1志望落ちたんだよ。

そして大学1回生の頃仲良し4人組で食堂でご飯食べてたら有線で流れてきた「しもた」。

なんか知らんけどめちゃくちゃ気に入って4人のLINEのグループ名を「しもた」にした。

 

そんなティーナ・カリーナ氏に私は今、心臓を捻り潰されそうになってる。

『真っ直ぐ』の歌詞しんどすぎて。

 

あなたと出会い あなたに恋して
モノクロだった世界がやっと色づいたの
勝手ばかりで憎めない 可愛い人
私が幸せにしてあげたかった

 

この「私が幸せにしてあげたかった」って良くない?重くて。

「幸せにしてほしかった」とかじゃなくて主導があくまでも、私。

「可愛い人」って言ってるし子どもっぽいところが残ってる人なのかな??

まあアタイなら「勝手ばかり」は普通に許せません㌔

 

「そのままのお前が好きや」と
出会った頃に言ってくれたね
真っ直ぐな瞳に吸い込まれ
気づけばもう 恋に落ちてた

 

出会った頃に言うセリフ?

「手練」やん……………………………

しかも真っ直ぐ瞳(め)ェ見て言うてるやん……………………

真っ直ぐ…………アッ『真っ直ぐ』ってその……………………?(今?)

個人的に危ない男の匂いがする

 

些細なことで喧嘩した夜も
子犬みたいにじゃれ合うように甘えた日々も
お酒の味の口づけも忘れない

カァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!

 

いやこんな歌詞完全に“ない”記憶が生まれるやん………………………………

桐山くんと些細なことで喧嘩した夜の記憶、ある(ない)し、神山くんと子犬みたいにじゃれあうように甘えた日々、ある(ない)やん……………………………………………………………………………………ほんでお酒の味の、チッス…………………(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)(涙)

 

正直この3行だけで幸せやった日々が見えてくる。

この3行だけであとの全ての「失恋」に繋がる言葉が痛いほど胸に刺さってしんどい。

マジでこんなに幸せやったのになんで別れてもうたんウチら………………………………………………………………………………………

 

「叶えたい夢のために一緒におられへん」って
そんなセリフ笑えないでしょ
こんなにも早く終わりが来たのね

別れる理由何?????????

 

叶えたい、夢__________?

まだ例えば私が浮気したとか、

私に酷いこと言われたとか、

私の酒癖が悪いとか、

酒飲むペースが早すぎるとか、

握力が48kgあるとかで嫌われたのならわかる。

そうじゃないやん…………………………………………………………………………

 

そもそもアタイと離れてまで叶えたい夢って、何なんw(©藤井風)

私が藤井風になる前に教えてほしい。

 

 

仮説その①アイドル

そもそももし私が

「叶えたい夢のために一緒におられへん」

とか言われたら

「絶対嘘‼️‼️‼️絶対嘘ですやん‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️そもそも一緒におられへんほどの夢って、何❓❓❓❓❓❓😅💦💦正直に言いや‼️‼️‼️‼️他に女できたんやろ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️それやったらそう言うてもろた方がまだマシやわ‼️‼️‼️‼️‼️‼️夢を口実にすな‼️‼️‼️‼️‼️」

としかならん。最悪。

これは絶対他に女できたときの口実やねん。(地獄の決めつけ)

私が友達に「夢を叶えたいから別れてくれって言われた…………」って相談されたら

「その元彼、今ここに呼び出してもらうことって可能(英孝)❓❓❓❓❓❓❓」って言うもんな。

でもこれはそういう歌じゃなくてとてもとても綺麗な世界のお話なので…

そういうことはないとして…

 

もう言葉通り(に受け取るしかない)

「叶えるために一緒におられへん」ほどの夢、

アイドルの可能性ない???????????

まあ……………アイドルになるなら……………………私の存在って邪魔よな…………………………売れ始めてきたときにインスタのストーリー使って匂わせてくる可能性あるし……………………………まあ私は??????匂わせなんてダサいことしませんけど??????人気商売の彼氏の仕事を奪うような頭の悪い真似、しませんけど???????聞いてるか????????匂わせ女ども

 

でもアイドル目指してるなら最初から私と付き合わんといてほしい(涙)

私が後々邪魔になることわかってたやん(涙)

何なん(涙)

それは何なん(涙)
先がけてワシは言うたが(涙)(©藤井風/何なんw)

 

そんな顔で謝らないでよ
笑ってるあなたが一番好きなの

 

これ別れ話中に彼氏泣きそうになってるとしたら

「事務所にも世間にも私の存在を隠して上手く付き合ってくれてたけどアイドルとして無限の可能性を秘めてる彼氏を妬んだ同じ事務所の同期(最低)に嵌められて事務所に私の存在をバラされて『別れるか辞めるかどっちかにしろ』って言われて泣く泣く別れる選択をした」可能性、あるやん……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 

そして別れた直後、ホンマに夢を理由にして私から離れていくとか許されへん………………となり荒んだ生活を送ってたら偶然彼氏が所属する事務所を辞めた彼氏の後輩に出くわして実は元彼は同期に嵌められて私と別れる道を選ばざるを得なくなっただけやったということを知り、私は元彼の同期に復讐を誓い決して元彼に知られることなく何年にも及び水面下で計画を企て実行する、モトカノ・クリスト伯になってしまう。

 

あなたと出会い あなたに恋して
今までずっと幸せでした
元気でいてね
大事な夢をその手で叶えるまで
中途半端なまま連絡してきたら
絶対許さへんから

5大ドーム埋めるその日まで……………………泣き言言うて連絡してきたら許さへんからァァァッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!

 

そしてトップアイドルの階段を駆け上がる元彼。

その元彼が歌い上げるラブバラード。

それが『真っ直ぐ』って、ワケ_________________________________________________________________________________

 

仮説その②お笑い芸人

さっき観た映画の感想
夢中になって話す横顔
いつもならふざけてばっかりの声の色が
少し違ってた

偏見:お笑い芸人とその彼女の日常、ふざけ合ってそう。

これは関西弁の人が叶えたい夢=お笑い芸人っていうめちゃくちゃステレオタイプで一見浅い考察なんだけど、仮に彼氏がお笑い芸人を目指してる人だとして、まあ常日頃から「お前のことを1番笑わせたい」的なことを言ってきただろうし(偏見)、「お前さえ笑ってくれたら俺は幸せや」的な向上心の欠片もないこととか言ってそうだし(偏見)、そんな奴はM-1予選前に息巻いてたくせにあっさり初戦落ちする。(偏見)

 

「叶えたい夢のために一緒におられへん」って
そんなセリフ笑えないでしょ

「いつも笑わせてくれてたし、人を笑わせることを生業としてるくせに、何?ボケ?ボケやとしたら全然笑われへんよ…」やん。彼氏の真剣な顔見たらボケでもなんでもないことぐらいわかってんのに冗談ってことにしたくてふざけて取り合わへん彼女やん。

あなたの喋り方を真似して笑われたっけ
そんな顔で謝らないでよ
笑ってるあなたが一番好きなの

芸人さんとして人を笑わせて、舞台上で笑ろてる彼氏のこと1番好きな彼女やん。

芸人さんの彼女、モノマネとかしそう(偏見)

大事な夢をその手で叶えるまで
中途半端なまま連絡してきたら
絶対許さへんから

M-1優勝(※)するまで………………………………泣き言言うて連絡してきたら許さへんからァァッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

コント師ピン芸人の可能性もあるため「キングオブコント」、「R-1」でも可(尚、歌ネタ王は不可とする)

 

でもこれは本日最大の偏見の森なんだけど、芸人さんって口が上手いイメージあるから「夢を叶えるため〜」とか言ってホントは特定の女作りたくなかったり、若い女のファン獲得するためだったりしそう。特に昨今のアイドル的人気を誇るお笑い芸人は(ドドド偏見)

 

とか言うてる間にめちゃくちゃ恐ろしい仮説を思いついてしまった。

 

仮説その③そもそも彼氏に夢などなく、本当に他に女ができたことを誤魔化すための嘘だったけど、彼女がそれに気づいて別れてあげている

 

ツッラ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

 

今一度冷静に『真っ直ぐ』の歌詞を読んで見たんだけど、

「勝手ばかりで憎めない   可愛い人」→自分が可愛いということをある程度わかっていて彼女に甘えて利己的な行動を許してもらっている子どもすぎる一面。

「私が幸せにしてあげたかった」→おそらく常日頃から彼女に甘えていたし何だったら金銭面でも甘えていそう。

「『そのままのお前が好きや』と 出会った頃に言ってくれたね」→出会った頃にそれが言えてしまういかにも女慣れしてそう感

 

この……………………………………………………………

 

友達「彼氏に『叶えたい夢のために別れてくれ』って言われてさ…」

私「エッ!?!?何その理由!?!?」

友達「たぶん他に女いるんだよね………………」

私「あ〜〜〜〜〜〜〜…………………まあ……………………あいつ〇〇に甘えすぎっていうか………………お金も貸したりしてたんでしょ?言わなかったけど1回会わせてもらったとき、な〜んかやたらと女慣れしてそうな感じしたんだよね……………………そんな男別れて正解だよ」

のやつ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

このえも言われぬ「そんな男別れて正解だよ」感!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

極めつけは

生まれ変わっても また私を見つけて恋してね
思い出にしてあげるわ

生まれ変わっても私を見つけ出させて次は幸せにさせてくれと頼むのかと思いきやまた「思い出にしてあげるわ」…………………………?長続きしない前提じゃん

つまり分かってるんですよ。彼女。全て見通してる。もしかしたら元々浮気クソ男なんじゃなくて、優しすぎるがゆえ女友達の相談に乗るうちにその子に情が移り気移りしてしまったのかもしれない。私の元彼のように(地獄に落ちろ)

だからこその「そんな顔で謝らないでよ」。

おそらく彼氏は優しい。優しいけど優しさを履き違えてる。素直に「他に好きな人ができた」と言えば彼女を傷つけてしまう。でもこのまま他の子への気持ちを抱えたまま彼女と付き合い続けることもできない。ましてや股をかけるような器用さは持ち合わせていない。そこで思いついたのが「夢のために別れてくれ」。

根っからのクソ人間ではないためやっぱり別れるときの罪悪感は尋常じゃない。彼氏の顔は曇りに曇っていたことだろう。

しっかり者、或いは年上のお姉さんタイプな彼女は察してた。もうこの人の気持ちは私にはない。わかった上で、あくまでも「夢のため」振られた女でいてあげよう。彼の最後の優しさのために。優しくないけどね、それ。自己満足だけどね。そう言いたい気持ちもグッと堪えて。真っ直ぐ彼の目を見て言った。「中途半端なまま連絡してきたら、絶対許さへんから」と__________________________________________

 

神様たすけてやばめやばめやばめやばめ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………(©藤井風/何なんw)

こんなクソ長い虚妄だれが書けと…………………

こんなん辛すぎるし私は純粋に仮説その①彼氏の夢アイドル説を推したい。

そしてドラマ化してほしい。ドラマ化するなら彼氏の同期(最低)役は風間ぽんでお願いします。全てのドラマの黒幕は風間俊介と相場が決まってる。

 

【WESTubeのおまけ #6】桐山&神山ユニット曲企画 - YouTube

 

めちゃくちゃしんどくなってしまったのできりかみのユニット曲解説を再度観たい。平和。

私コンサートで『真っ直ぐ』聴いたらどうなるんだろう。たぶん参戦する神山担と手首握り合ってお互いの静脈握り潰してしまうかもしれない。特に私は握力が48kgあるので本当に危ない。ティーナ・カリーナさん、本当に素晴らしい楽曲をありがとうございます。

 

皆さんは、『真っ直ぐ』の彼氏の夢って何だったと思いますか__________

 

これからもジャニーズWESTと藤井風と風間俊介をよろしくお願い致します。(敬称略)

 

 

 

どん詰まりの先で2人は閃光となった───舞台『閃光ばなし』の話、

 

【あらすじ】

 

昭和38年、東京・葛飾区青砥。

度重なる浸水被害に対応するために計画された用水路・新中川は、区を東西に分断する川であった。

橋の工事が遅れ、一部の住民は毎度遠くの橋まで日々迂回をしなければならず、商いにも支障が出、不便な生活を強いられていた。

この『橋がかからない問題』、実は区議会議員・菊田甚八(演:みのすけ)と商工組合の会長・底根八起子(演:桑原裕子)が、悪タヌキと囁かれる野田中報労(演:佐藤B作)が会長をつとめる高砂交通の利用者を増やすために仕組んだことであった。

そんな事情も知らず、自ら橋をつくり、違法建築として取り締まられ、撤去の憂き目にあう住民たち。

この『どん詰まり』の状況を打破するため、立ち上がったのが、川沿いで自転車屋を営む佐竹是政(演:安田章大)と、その妹の政子(演:黒木華)だった。

彼らは自転車を改造したバイクタクシーを使って客を運ぶ事業を起こし、たちまち繁盛。しかし、それを野田中が野放しにしておくわけもない。

どん詰まりの住民たちと、政治権力を持った野田中達の闘いの行く末、そして世の不条理を打ち破ることはできるのか?

(閃光ばなしパンフレットより)

 

全速力で迂回しろ

この舞台でめちゃくちゃ好きだったセリフ。

橋をかけるのは違法建築で取り締まられるし、かといって船で移動するのも失敗に終わってしまった。どうしたものか…というときに是政の目の前に、亡くなったはずの父・是一が現れ言った言葉。

『どうせ行く先はクソだ』

『早く着けばその分クソにまみれる時間は長くなる』

『かと言ってゆっくり行くほど、青春は待ってくれない』

『なら、全速力で迂回しろ』

 

その言葉を聞いて、是政はバイクタクシーを思いつく。

生き急いで次の場所に辿り着いても、どうせこの世はクソなのに変わりない。

でも移り変わりの激しい時代は、悠長な人間を容赦なく置いてきぼりにする。

『全速力で迂回しろ』は、前置きが長い是政だけじゃなくて、観客全員をもれなく突き刺す言葉に思えた。

雷に打たれたような、そんな気持ちになった。

これが1度目の閃光。

 

プラスでもマイナスでもいい。ゼロから離れて生きていたい。

この舞台のキャッチフレーズであり、政子のセリフでもあった。

この言葉は、『全速力で迂回しろ』の延長にある。

そして政子の、母が失踪したときからの生き方であった。

バイクタクシーを思いつく前、船で向こう岸まで渡ろうとして失敗し、川に落ちてしまった兄妹。岸に上がり、兄より先に目覚めた政子は兄に向かって、

『全部私のせいです。ごめんなさい』と頭を下げた。

船で移動しようとして失敗したことに対する謝罪ではないとすぐにわかった。

じゃあ何に対して?

物語の後半でわかった。

是政と政子の母は、2人が幼い頃に消えたまま、戻らなかった。

母は1度は2人の前に姿を現そうとした。

戻ろうとしたのだが、戻らなかった。

政子はそれを「私が楽しそうにしてたからだ」とずっと思っている。

そのことに対する謝罪だったんじゃないか。

政子は奔放な言動で周囲を振り回し、明るく振舞っていた。

私にはそんな政子が「楽しそう」に見えていた。終始。

自分の「楽しそう」のせいで母が戻らなかったのに、「楽しそう」にすることをやめてしまったら、政子はその時本当にいたたまれなくなってしまう。政子は、楽しそうにすることで大嫌いな自分を許さずに、律していたのかもしれない。大嫌いな自分から離れるために。

政子のせいなんかじゃないのに。

そんな自分から離れて、他の誰よりもゼロの状態から離れて生きていたかったのは、政子なんだと思う。

 

沈黙は時に1番残酷

みんなのためじゃなくて自分のため

川向うで人々の信仰を集める寺のお嬢様であり、是政の元婚約者・白渡由乃(演:安藤聖)のセリフ。

彼女のセリフも好きだった。

是政が彼女との結婚式当日、町のみんなのために壊れた電柱を直しており、式をすっぽかしてしまったため、2人は破局した。普通に酷い。

『みんなのため』、結婚式よりも電柱の修理を選んだ是政。キレそう。

『その“みんな”の中に、私は入ってなかったってことですよね?』

沈黙する是政。

『沈黙は時に1番残酷』

もう是政に弁解の余地はない。

そういえば政子が『私は幸せになるわけにはいかないのです』と言ったときにも、是政は沈黙した。

『困ってるよね』とすかさず政子。

『沈黙は時に1番残酷』、これほど残酷なセリフがあるだろうか。

父・是一は、『みんなのため』なんて言わずに

『自分のため』だと潔く言える人だった。

私の言う“みんな”って、誰がいるんだろう。

是政だけじゃなくて、また観客全員に問いかけられたようなセリフ。

2度目の閃光。

 

ラストシーンで“閃光”になった2人

バイクタクシー会社を起こした住民たちと、それを全力で潰してくる権力者の闘いは、物語の終盤、もう誰がどう見ても、というかそうとしかならないだろうと思っていたが、権力者の圧倒的優勢。

自転車を改造したバイクの安全性を問われ、訴えられてしまった是政。もう、見て見ぬふりをするしかなくなった住民たち。仕方ない。自分たちが生きていくためだ。是政が勝訴する可能性なんて1ミリもない。

ゼロから離れて生きようとし続ける政子に連れられ、バイクに乗り逃避行する2人。

追い詰められる2人。

逃げ場はなくなる。

行く先は崖だ。どうする。

考える暇もなく、2人は飛んだ。

 

ああ、閃光になったんだ。

背景に映し出される線香花火を見て思った。

どんな感情なんだろう、これ。

悲しいのか、苦しいのか、ほっとしたのか。

 

崖から飛んだのにも関わらず、2人は無事だった。無事やったんかい。もうなんか、最悪の事態を想像してしまった。安心、してるのか。私は。

 

結果的に、崖から落ちたバイクも無事で、安全性を保証する材料になると、また裁判に立ち向かっているかのような描写。

かつての住民たちがほとんどいなくなってしまった町で、盆踊りを踊る政子。

そこで幕を閉じた。

たぶん、きっと、是政は生きている。

けど、結末はわからずじまいだった。

まさに閃光。一瞬の光。

瞬間的に明るく煌めいて終わった。

2人は観客一人一人の中を駆け抜けた閃光になった。

 

『閃光ばなし』という舞台

踏ん張らせてくれる作品だった。

長い長い光とか希望とかじゃなく、雷のような、瞬間的に発せられる光。

ところどころ舞台の演出に使われた雷。

稲妻のような勢いと、線香花火のような儚さを持っている。

美しさと泥臭さの両方を持ち合わせた作品だった。

福原さんによると、「どうしてこの作品を作ったのですか?」の質問の答えは「イライラするから」だそうだ。私はこの答えが大好き。

「イライラする」負の感情からいつも良作は生まれる。ような気がする。

不条理な世の中への不満。虚しさを感じたり、堪らない気持ちになったりと、この世界に疑念を抱き続けている人が作る作品だから、こんなにも胸が震えたんだろうと思う。

『閃光ばなし』を観劇して、これは福原さんの怒りでもあるんだろうなと感じた。

希望の光とかじゃない、雷のような閃光の正体は怒りなのかもしれない。

 

幕が上がり、住民たちと警察の闘いから物語は始まった。

もうとにかくうるさい。うるさくて愛おしい。

そのときに確信した。

絶対にこの舞台、最高だぞ…

その期待を全く裏切ることなく、むしろ上回ってきた。胸の内から震えた。

コロナ禍と呼ばれる時代に突入して、声を出すことすら控えなければならない時世となった。

うるさいってこんなにも懐かしくて愛おしいんだ、と泣きそうになった。

「“ガヤの声が大きすぎて自分の台詞が聞こえない”という状況での稽古もとても幸せなことだと実感しています」という、黒木華ちゃんの言葉がパンフレットにも載っていた。

 

そして何より、舞台ってこんな使い方できるんだ!と感心した。

舞台の奥行って限界があるのに、それを感じさせない。本当に川の向こうがあると思えた。

そして、ラストシーンでバイクに乗って崖から飛んだ2人。

クレーンの先にバイクがついていて、2階席の人の方が近くで観られたんじゃないか?と思えるくらい、頭上を超えていく2人。

たぶんあのとき私瞬きしてなかったと思う。

本当に凄かった。

 

安田くん、毎回お芝居を見る度に思う。

もう安田くんじゃなくて是政なんよなあ。

前作『リボルバー』ではカーテンコールでもずっとゴッホだった。役が全く抜けていなくて、彼の覚悟を目の当たりにした。そこに恐怖すら感じた。

でも今作では、4回のカーテンコールで2回目までは是政だったんだけど、3回目からはいつもの可愛い笑顔を見せてくれて、安田章大に戻っていた。

安田くん、これからどんどんお芝居の仕事が増えてたら私が嬉しい。

もちろんスクリーンでも、テレビでも嬉しいけど、安田くんのお芝居って生が1番映えるんだろうなあと思う。

 

そして黒木華ちゃん。めちゃくちゃ声通る。

ほんでめちゃくちゃ可愛い。

ドラマや映画で今まで演技見てきて、本当にいろんな役になれて素晴らしい女優さんだなあと思ってた。私の両親も黒木華ちゃんが大好きで。

この舞台を観劇して、彼女の新たな演技を見て、完全に虜になってしまった。

もうなんだか、カンパニーごと愛おしい。

そう思える舞台だったなあ。

 

“どん詰まり”を生きる

『閃光ばなし』、千穐楽となるはずだった10月30日12時公演は、舞台関係者のコロナウイルス感染により中止となってしまった。

悔しくてたまらない。誰も悪くないからこそ、やり場のない悔しさと悲しさとやるせなさ。

散々、ウイルスにエンタメが奪われた。

でもエンタメ業界は足掻いて、不要なんかじゃないと静かに足掻き続けて、やっと、ここまで来たのに。

でもこの、どん詰まりから中々抜け出せない感じ。『閃光ばなし』らしいっちゃらしい。

悔しいけどね、めちゃくちゃ悔しいよ。

でも悔しがってばっかりじゃ前に進めん。

それもこのコロナ禍で学んだことの1つ。

だから無理矢理、一瞬の光となるものを見つけよう。

『閃光ばなし』を観劇してたからこそ、そう思えた。

 

この時代に、『閃光ばなし』という舞台に出会えて本当に良かった。

私はあの一瞬の光を一生忘れない。

このどん詰まりで、クソまみれな世界を、

全速力で迂回して生きていってやる。

 

「お誕生日おめでとう」を1984911回言いたい、

 

 

なんか毎年ケーキ買ってオフショやアクスタや

ぬいを並べて写真撮って、インスタとTwitter

「#安田章大誕生祭」のタグ付けて

激重文章載せてたんだけど今年ついに

安田くんに対する気持ちが重すぎて

ブログ書いてしまった。

 

安田くん、38歳。

どうせ書くなら30歳とか40歳とか節目でやれよ。とも思う。

 

安田くん、38歳。

私が安田くんの、

関ジャニ∞のファンになったのは

安田くんが29歳のとき。

どうせ書くならファンになって10年目とかで

書きなよ、とも思う。

 

29歳から38歳までの安田くんを見てきて、

ビジュアルはもちろん変わったなあと

思うところもある。

(元々髪型をコロコロ変える方だから

ずっと同じビジュだろうとは思ってなかったが)

 

私が安田くんを好きになってから

今日の今日までで、安田くんが

何度ヘアスタイルを変えたかわからんし、

色つき眼鏡をかけるようになった。

 

どんなに安田くんが髪型を変えても

色つき眼鏡をかけるようになっても

安田くんの笑った顔は変わらなかったし、

私が安田くんに救われ続けてきたことも

変わらなかった。

たぶんそれは今後も

ずっと変わらないと思います。

 

以前もここで書いてたし

知ってる人からしたら「何回言うねん…」

って感じだろうけど

19のときに初めて味わった絶望から

救い出してくれたのが安田くんでした。

 

何をしても楽しくない。

何もしたくない。

ぽっかり空いた穴は塞がらない。

ああまた肌もボロボロ。

なんて酷い顔してるんだ。

また泣けてきた。

ああ涙ポロリ。

 

実際にはアタイ鏡を作詞するほどの

元気はなかった。

今思えば時間が解決してくれるんだからさ…

って思うけど若かった私には

それが大層な『絶望』に思えたのです。

 

それまで関ジャニ∞安田章大という人を

意識して見たことがなかったのに、

私がめちゃくちゃしんどい時に突然

夢の中に出てきた安田くんは私に

ただひたすら「大丈夫、大丈夫」と

声をかけてくれた。

それを今でも

昨日見た夢のことみたいに覚えてます。

 

まんまとその瞬間から安田くん及び

関ジャニ∞の沼に転がり落ちてしまった私にとって

毎年迎える安田くんの誕生日は、

彼と、彼を構成する周りの人たちへの感謝を

感じる日になった。

 

安田くんのご両親、そして御先祖様…

命を繋ぎ、

安田章大という人間を産んでくれて

ありがとうございます…

 

重…

 

そしてアタシのオトウチャン、オカアチャン、

アタシを安田くんが生きてる時代に

産んでくれてありがとう…

 

重…

 

何書いても重くなる…

自担の誕生日だから許して…

 

ただ夢の中に出てきた安田くんが

めちゃくちゃかっこよくて、

めちゃくちゃ好き〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

ってなっただけだったらこんなにも

『好き』は続いてなかったかもしれない。

 

私が安田くんを好きで居続けているのは、

決して上っ面や

その場しのぎなんかじゃない優しさが

彼の中にあると思ったから。

 

アイドルである前に

人としてこうあり続けたい、

人としてこうはなりたくないという

確固たる芯があると思ったから。

 

本当に、私の主観でしかないけど、

安田くんはいっぱい傷ついて、

その分沢山人に優しくできる人なんだと思う。

 

私の大好きな映画で、

『人の心は未来を示す地図。

人の顔は過去を示す地図。』

というセリフがあります。

 

安田くんが優しくて暖かい顔で笑うのは、

今までの嬉しかったこと、

悲しかった、悔しかった経験、

傷つきながらも自分を見失わずに、

時に見失いそうになったことも

あるかもしれませんが、

そうやって苦楽を乗り越え

生きてきた過去があるからだと思います。

 

だから安田くんの笑顔がだいすきなんですよね。

笑いジワでいっぱいの安田くんのお顔が。

 

私は安田くんを知ったその日から

安田くんみたいに笑いたいと思って生きてきた。

安田くんの笑顔は昔から特別だ。

周りの人まで温かい気持ちにさせてくれる。

 

でも、なかなか安田くんみたいにいかない。

 

残った後遺症と傷跡はなくならないから

それに関しては苛立つんだと

正直に教えてくれた。

それなのに安田くんは髄膜腫を患ったことを、

結果的に「良かった」と言ってた。

命あっての言葉だとは思うけど

それでも、弱い私ならきっと言えない。

 

本当に強い人だと思った。

私は安田くんみたいになれない。

 

でも安田くんは

「強くなれなくていい。

心が綺麗な人になろう。」と言った。

人と比べなくていいんだなってことも

強くなくていいんだなってことも

教えてくれた。

 

安田くんは強い人だな、と思うけど

きっと安田くんはそれを否定するんだろうな。

「強くなれなくていい。

心が綺麗な人になろう。」という言葉は

安田くん自身を表す言葉みたいにも思えた。

 

私たちファンにも安田くんは弱さを

見せてくれている。

 

コロナ禍でコンサートができない期間に

更新されたボク。では

7人で立ったメトロックのステージの映像を

観ながら泣いていると、

7人で頑張るって言ったじゃないか、と。

弱くてごめんと謝ってた。

今思えば安田くんがWebで弱みを見せてくれたの

あれが初めてだったかもしれない。たぶん。

 

病気の後、2018年の夏に回ったコンサート、

『あのときライブ回るのはキツかった』

『こんなに無理して何してんねんやろ』

『人生間違ったか?』

そう思ったときもあったと言ってた。

 

でも、

弱さも見せてくれるようになってから

安田くんは本当に強いなあと思うようになりました。

 

本当に強い人って、自分の弱いところを

人に見せることができる人だって

誰か言ってた気がする。誰だっけ。忘れた。

 

だから安田くんは強いし、優しい人なんですよ。

私の目にはそう移ってるんですよ。

 

安田くんは、必要なときに

私のことを支えてくれていますよ。

私の背中を押してくれてますよ。

時には立ち止まらせてもくれますよ。

 

私だけじゃなくて

そういう人がきっと何千、何万といると思います。

 

ハァ…これ、去年の安田くんの誕生日にも

インスタのオタ垢で書いたんだけど、

 

私が辛い時に、私を救いあげてくれたのは

安田くんです。

でも安田くんが辛い時、一ファンでしかない私は

とてつもなく無力です。

そばで寄り添って、話を聞くこともできない。

それでももし、私みたいな

安田くんが生きてることで救われ続けている人間が

いるという事実に、

あなたが少しでも救われるというなら、

この声が少しでもあなたにとっての光に

なれるというなら、

私はずっと、あなたを応援するし

あなたに救われたと言い続けます。

 

重…

重すぎてスマホ5kgくらいに感じる…

安田くん、こんな重い女やだよね…ハイ…

 

 

 

安田くん、お誕生日おめでとうございます。

 

安田くんの優しいところ、

笑った顔、

弱さを見せてくれる強いところ、

ただ優しいだけじゃなくて

悪いことに対してちゃんと怒れるところ、

辛さも悔しさも全て経験値に昇華できるところ、

天然なところ、

人を信じる心を持っているところ、

歌が上手いところ、ダンスも上手いところ、

絵も上手いところ、器用なところ、

安田くんのお芝居、

何色にでもなれる安田くんの表現力、

ハッとさせられる言葉、

欲しいときに欲しい言葉をくれるところ、

曇りのない澄んだ目で

いろんな世界を見ているところ、

グループでいることを大切にしているところ、

アイドルでいることを続けてくれるところ、

関ジャニ∞を続ける選択をしてくれたところ、

 

安田くんの好きなところは毎年、毎日

増えていきます。

私の目に見えている安田くんの全てが

愛おしくて大好きです。

憧れです。

いつまでも私の光です。

あなたが日々生きていることを

「幸せだ」と言えることが

私の幸せです。

 

もう二度と

安田くんの愛を心配でスルーしたくない。

安田くんが全身全霊で挑む全てを

愛を持って受け止めたい。

 

安田くんや、

安田くんが大切に思う全ての人達が、

これからも健やかで幸せで過ごせますように。

 

 

 

 

 

 

なんか今ここまで書き終わって

Twitter見たら大倉くんが

 

特大マウント取ってきてた…

 

何なん????????????????

そもそも大倉くんいつも安田くんのこと

めちゃくちゃ近くで見てるやんか…

毎日が我々への特大マウントやん…

そんなん…どうやったって安田くんに

誰よりも早く「おめでとう」を言われへんから

激重ブログ書いてんねんこっちは…

でもそれすら「俺の方が重い」とか言うんやろ…

そんなん知ってんねん…親友なんも知ってる…

なんやねん…そういうの一生やっといてくれ…

倉安、最高や…ありがとう…

 

しかもこんな激重感情大爆発ブログを

今年に書いてもうたら

来年どうすんねん????????????

明日から来年の安田くんの誕生日までに

『38歳の安田くん  最高の瞬間』

まとめとくか????????????

そうしよか…

 

 

安田くん、お誕生日おめでとうございます。

今日何度でも言わせてください。

お誕生日おめでとう。

私が1番安田くんに「お誕生日おめでとう」を

言った人間になりたい。

お誕生日おめでとう。お誕生日おめでとう。

生まれてきてくれてありがとう。

生きていてくれてありがとう。

 

だいすきですよ。

今までの安田くんも、

これからの安田くんも。

 

ヤスくんにとって、

今年も素敵な1年になりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんで来世で私と結婚して…(すぐ言う)

 

 

 

 

 

 

これはなんでもないただの1人のオタクの人生の話、

 

 

 

 

私が地獄にいたときの話をします。

これはオタ活とか関係なく、

ただ私が地獄にいたときの話と、

そこから逃げ出した話、

 

時間が経ってから

ある歌に救われたという人生の話です。

 

 

当時22歳。

四年制大学を無事卒業し

晴れて社会人となりました。

 

就職活動は、まだ売り手市場で

比較的就活生にとって良い時だとは言われていたけど

そんな事言われても私たちは自分が生きてる時代しか

知らない。

 

それなりに苦労したと思います。

失礼な役員、正解がわからない

グループディスカッション、絞り出す志望動機。

正直月給をほどほどに貰えて

働かせてもらえるならどこでもいい。

1番なりたかったものにはなれないと

気づいてしまっていたので

それ以外に興味があって、好きな業界で

できれば働きたい。

 

髪を後ろで引っつまんで、

リクルートスーツに身を包み

所謂就活メイクなんてものを習得し

歩きにくいパンプスの底で地面を蹴り、

いくつもの会社に足を運びました。

 

個性が大事だとのたまいながら

全員に同じような格好をさせ、同じような顔をさせ

個性とは真反対の集団にしてしまう

この国の就職活動とやらに疑問を抱きつつ、

全ては生きていくため、働き口を探す日々。

 

希望の会社からもらった内定通知を

まるで推しの最高ビジュアルの写真みたいに

抱きしめました。

 

たぶんきっと、どんな仕事だろうが

社会人って大変だし、

辛いことも多いと思うけど頑張ろう。

プライベートも充実させられたらいいな、なんて

純粋な気持ちを抱いていた私は誰より愚かだった。

 

 

 

 

『こんなことも知らないでここに入社してきたのなら、

あなた方は論外です』

 

入社して2日目。

私を含めたった3人しかいない新入社員に、

上司が放った。

 

私が入社したのは割と特殊な業界でした。

(オタクが1番恐れていることそうそれは身バレのため詳しくは書けませんが)

奥深い歴史のある、だからこそ難しい。

熟知するのにかなりの時間を要する。

 

そのため上司が言う「こんなこと」は

おそらく一般常識と呼ばれるほど「こんなこと」

ではなかった。

 

入社して2日目で

「論外」の烙印を押された私たち。

いや詰んだ。

 

社会は厳しいと聞いていた。

なるほどこんなにもか、と素直で純粋で

馬鹿で従順な私は「論外」の言葉を

すんなり受け入れた。馬鹿である。

 

歴史が深い世界なので覚える知識量が

尋常じゃなかった。

きっと慣れれば問題ないんだろうけど

それを待ってくれるほど

甘い世界でもなかったんですよ。

 

3ヶ月の研修が終わり数週間経った頃でした。

『人と接するのが好き』と店舗での接客を

志望していた同期が、

『もう誰とも関わりたくない』と泣きながら

退職を申し出たのは。

 

 

もう1人の同期と必死で止めた。

けど『辞める』の一点張りだった。

彼女は配属先の先輩にかなり絞られていたようで

元々華奢な体はさらにやつれているように見えました。

 

午前中の業務中、およそ4時間に渡り

ずっと怒られている。

仕事ができない、覚えが悪い、

なぜもっと努力をしない、

努力の仕方が悪いのではないか。

そんなことを言われたと泣きながら、

か細い声で話す彼女。

 

それを聞き、

きっと限界なのであろう彼女を

引き止める言葉をかけられなくなった。

 

同期と顔を見合わせて出した答えは

『異動届を出してみてはどうか』だった。

 

次の日彼女は異動届を出し、

彼女の精神状態を慮った総務は早急にそれを受理しました。

 

それからおよそ3ヶ月後に

彼女が上司から受けた言葉を浴びたのは

他でもない私でした。

 

元々、慣れるのに時間がかかるし

気建てのいい方ではない。

だから私がノロマなのが悪かったことの方が

多いと思うのです。

 

質問をすれば『自分で考えて動きなさい』、

自分で考えて行動してみては

『なぜ先に聞いてくれないの』と返ってくる。

理不尽なことって、社会に出れば

嫌という程降り掛かってくると聞いていた。

だから私が特別辛い思いをしてるんじゃない。

むしろ私が、私の覚えが悪いから良くないんだ。

 

朝も誰よりも早く出勤して勉強した。

家でも自習をして、

仕事中、空き時間があると学んだことを

小さなノートに書き込んだ。

私にできることはひたすら取り組んだ、と思います。

 

 

『昨日、仕事が終わってなぜ誰よりも早く帰ったの?

他の人達みんなまだ仕事してたのに』

『仕事中、何も考えてないよね?』

『早く来てる日もあるけど、それ以外の日は

平均的な時間に出社してきてるよね』

『空気が読めてないのよね』

『貴方じゃなくて〇〇さんに頼めばよかった』

『どうして誰ともコミュニケーションを取ろうとしないの?』

『仕事を円滑に進めるためにコミュニケーションは必要。

だから昼休みは休憩室で取るようにしなさい』

『声が低い。

いらっしゃいませに気持ちが篭ってない』

 

そう言われ始めた頃から

私はどんな顔で、どんな声で、

どのように過ごせばいいのかわからなくなりました。

 

いやまあさすがに今となれば

そこまで言わなくてよくない!?

あと声とか生まれ持ったものに対して

そんなこと言うの失礼では!?

と思いますし、

そもそも入社してすぐ同期は

『最近の若者は自分の時間を削ってでも

仕事をしようという熱意がない』と

言われたらしいんですけど

その時点でヤベエなと気づくべきだったんですよね。

 

いや自分の時間を削ってでも仕事しようなんて

思うわけなくない…?

 

人にもよると思うけど

こっちは仕事するために生まれてきてないの。

働くのは好きなもののためだったり

生きるための手段だったりするの。

な〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜にが

『自分の時間を削ってでも』だよ

だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜れが削るかよ

仕事は就業時間だけでしろよバ〜〜〜〜〜カ。

 

あと飲み会で

『お前目に感情が篭ってないんだよなあ』

と言われたことがあるんですけど、

いやさすがに私も心から楽しい飲み会なら

目に感情も籠るわ(笑)

 

あと『私が新卒の時代はまず研修がなかったから、先輩がする仕事を見て覚えるしかなかった』

『今は研修があるだけ有難いと思わないと』

って言われたことあるんですけど

お前が新卒の時代とか知らね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そして研修なんか当たり前に用意しとけ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

と、今となれば思うのですが(それはどうなん)

いや多少なりとも、

世の中の、私以外の新社会人も

ここまで言われてるんだろうかと、

疑問には思っていました。

 

ミスをしないように、何かをする前に

『これは〇〇でいいんですよね?』と

聞くようにしてたのですが、返ってきたのは

『それ前に言ったよね?』という言葉で。

 

その分野はまだ教えて貰っていないことも

『前に教えた』と言われ、

『そこはまだ教わっていない』と言おうもんなら

『言い訳するな』と言われ。

 

厳しいとは思ってたけど、

でも、私が悪いんだ。

そう信じて疑わなかったのです。

 

毎日僅かな力を振り絞り出社しました。

時に、会社の最寄り駅まで来て

1歩も前に進めずに、

蹲って泣いてしまったこともあったし、

駅まで来て前に進めずに腹痛を起こし、

泣きながら会社に

『今日は休みます』と電話し、

息を切らしながら自宅に帰ってしまったときもありました。

 

母親が心配して声をかけてくれるたび、

もうちょっと頑張る。

このまま終わるのは悔しいから。

と精一杯返しました。

 

私の頭がもっと良かったら、

私の覚えが良くて

私がもっと仕事のできる人間なら、

こんなこと言われなかったはずだと、

そんな思いにはずっと囚われ続けながら。

 

 

ある朝、ロッカールームで制服に着替えて

朝礼を終えて、上司に呼ばれました。

 

 

『あなたは本当に仕事に対する情熱がない』

『毎日何も考えずに出社してきて、

今日も怒られた〜って、何も反省せずに帰って、

だから成長しない』

『体調不良なんて自己管理ができてなさすぎる。

私は入社して一度も風邪なんて引いたことない』

『泣き止んだら涙拭いてさっさと店に立て』

 

絶対に泣いてやるものかと思っていたのに

さすがに涙が止まりませんでしたね。

 

もう限界だ。

 

好きだったはずの接客もいつからか

震える足でするようになったり、

毎日駅で、正気を失っていつの間にか

線路に飛び込んでしまうのではないかと恐れたり、

ヒソヒソと後ろで嫌味を言われるのを

聞こえないふりして笑ったりする毎日に

これ以上耐えられない。

 

 

思えば好きだったものに対する熱量もなくなった。

 

ほんとうに、好きだったものに対する熱量が

なくなったら終わりだと思うんですよね。

 

『花束みたいな恋をした』で菅田将暉

「趣味がもう刺さらない」

「何も面白くないしパズドラしかできない」

みたいなこと言ってたらしいんですけど

(友達に聞いた)

まさにそれ状態。

ひたすらパズルゲームに課金してた。

 

 

私はその日の午後、その上司に

時間を作ってもらい、退職を申し出ました。

 

『今辞めてもあなた、再就職先なんてないよ』

と散々言われ、話は平行線だったので、

最後の手段だと思い

『実は結婚するんです』と思い切って言った。

 

実際に、当時の彼(現在の夫)と

当時から結婚の話は出ていたし、

嘘ではない。

 

それを聞いた瞬間、なら仕方ないと

退職の申し出は受理されました。

いやそれもどうなん?って感じですけど…

 

その2ヶ月後に私は退職をしました。

かっこ悪いながらも私は逃げたのです。

 

退職後1ヶ月程で今の職場が決まりました。

転職してから嘘みたいに

周りの人が優しくて、戸惑いました。

 

『〇〇さん、理解するの早いね』

『助かってるよ』

 

自分にそんな言葉をかけてくれるのが

信じられなくて、もしかして

仕事ができなさすぎて

気を使われてるのでは!?!?!?!?

と身構えるほどでした。

 

いや普通に考えて仕事できなさすぎるやつに

そんなこと言わん。と今なら思える。

 

何より驚いたのが

『声がいいね。落ち着いてるから

お客さんも安心してくれてるよ』

と言われたことでした。

 

あれだけ良くないと言われていた声を

褒めてもらえるなんて思わなかった。

 

嬉しかった反面、

同時に自分の愚かさに気づいてしまった。

 

やっぱり私はおかしくなってたんだ、

もっと早くに辞めておくべきだった。

 

どうしようもないことだけど、

私が前職場にいた1年4ヶ月、ずっと

間違っていた。

 

私が前の職場を選んだのは間違っていた。

私の選択は間違ってたんだ。

今までの我慢って何になったんだろう。

 

私は間違い続けていたという答え以外

出なかった。

 

今の夫との結婚を真剣に考え始めたとき、

奨学金のこと、これから必要になるお金のこと

沢山話し合って、

私が前の会社を予定より早くに辞めてしまったことが

全ての計画を狂わせていると思い、

なぜもっと頑張れなかったんだろうという思いと、

あのまま頑張れるわけなかった、

という思いの間で葛藤し、

やっぱり私は人生の選択を間違い続けていたんだと

酷く落ち込むことが多くなっていました。

 

 

今の会社に転職して2年が経った去年。

突如としてジャニーズWESTに落ちた。

 

 

そして、

『間違っちゃいない』と出会ったのです。

 

重岡大毅さんが作詞作曲を手がけ、

神山智洋さん、濵田崇裕さんと3人の

ユニット曲としてアルバム

『WESTV!』通常盤に収録されました。

そしてシングル『証拠』に

タイトルを『間違っちゃいない。』とし

メンバー7人バージョンが収録されています。

 

証拠(初回盤B)(CD+DVD-B)(特典なし)

 

WESTV!(通常盤)(特典なし)

WESTV!(通常盤)(特典なし)

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初めてその歌詞を真剣に読んだとき、

涙が止まらなかった。

 

曲を聴いて膝から崩れ落ちて泣いた。

 

涙一粒 星降る夜に
光れない 馴染めない
なぜ同じ様に生きれないの
予定詰まったカバン捨てて帰ろうかな
眩しい近所の夜空

 

あの頃間違いなく私は

周りと同じように生きられなかったし、

『予定詰まったカバン捨てて帰ろうかな』が

何度も私を襲った。

 

間違っちゃいないよな。

間違っちゃいない。

間違っちゃいないんだ。

 

間違ってもいい。

間違ってもいいんだ。

 

繰り返される歌詞にとめどなく涙は溢れた。

どうしてこんなに響くんだろう。

応援ソングなんて何も聴きたくなかった

あの頃の私に言われてるようで仕方なかった。

 

消えたくなった夜も

逃げたくなった朝も

まあまあカッコイイんじゃない、と

 

なんでそんなことを言ってくれるのだろうと。

 

何より、

 

間違い探しの世界で 

赤ペン持つのかい
インクが足らないね

 

で、ハッとさせられました。

私は今までずっと、赤ペンのインクを

切らし続けていたのかもしれない。

 

この世は間違い探しの世界なのに、

私はずっと、赤ペンを持ち続けていたんだと。

 

アイドルって、キラキラしてて、

どこか世間離れしていて、

私みたいな一般人が抱える荷物の重さなんて

分からないと思っていました。

 

いや、きっとわからないと思います。

人の痛みをわかってあげることはできない。

 

同じように私にも彼らの痛みは

わかってあげられない。

 

でも、重岡さんは誰かが持つ荷物の重さを

軽くしてあげることができる人だと思います。

 

自分のことを、

私達が戦うための武器を作る鍛冶屋さん、だと

例えていた重岡さん。

私は、鍛冶屋が1番の勇者だなんて知らなかった。

 

シングル『証拠』の初回盤Bに、

ジャニーズWESTの7人バージョンの

『間違っちゃいない。』が収録されていて、

7人が歌う映像を観ては鼻の奥がツンとしてしまいます。

 

重岡さんが、歌うメンバー

一人一人の顔を本当に嬉しそうに見つめて

ピアノを弾く姿。

メンバーが、本当に大事そうに歌い上げる姿。

 

この歌は重岡さんがみんなと意見が割れて、

自分が間違ってたんだと落ち込んでた時に

メンバーの淳太くん、照史くん、濵田くんに

『そのままでいいんだよ』と言われたことを

きっかけに作られた歌だそうで。

 

きっと、自分が間違ってたんだと

落ち込むことって誰にでもあるだろうし、

アイドルである彼らだって同じだろうと思います。

 

応援歌って、本当にどうしようもなく

落ち込んでる時に聞くと、

元気出さなきゃ、という重圧に

潰されそうになるときがあるんですけど

(個人的に)

 

この歌は、よくある応援歌みたいに

常に“そこにいる誰か”に直接的に

語りかけるんじゃなくて

重岡さんが経験した思いを形にしたから

ということもあって、

 

さよなら上の空 僕は僕で僕なんだ

 

ないものねだりタラレバを振り払う
朝の占い 横目で順位気にしてさ
理想と現実で結ぶ靴ひも 歩けるかな
教えて近所の青空

 

みたいに、

あくまで自分に言い聞かせてて、

だからこそ

ぐるぐる渦巻く世界で 君が花びら
花丸つくれるね

 

“お疲れ”と夕日がほら 君は君で君なんだ
間違ってもいい
間違ってもいいんだ

 

と語りかけてくれる歌詞も素直に響く。

そして

間違っちゃいないよな、と繰り返すことで

本当に疲れ切ったときに重圧なんて

一切感じさせずに、

むしろ傷ついた心にゆっくり浸透して

自然に前を向かせてくれている気がします。

 

この歌は、きっと辛いことの方が多い世の中で

生きてる人の大半の傷にしみるし、

大半が『間違ってたんだろうか』の壁に

ぶち当たったことがあるだろうけど、

この歌を作れたのは重岡大毅という人だからで、

この歌ができたのは、周りにいたのが

ジャニーズWESTだったからだと思う。

 

重岡さんが作って、メンバーと完成させたから

メンバー7人で歌っている方に

『。』をつけたのかな。なんて

思ったりもします。

 

実際に、重岡さん、神山さん、濵田さんの

3人で歌っている方ももちろん素敵だったし

私は彼らの歌を聴いて涙が止まらなかった。

コンサートで歌っている映像を観て余計に

涙が止まらなかった。

 

でも、これを歌うのが

ジャニーズWESTだから、そこに強さが

足されたというか、

この歌を作ることができたのは

重岡さんだからだろうけど、

この歌を歌うことができるのは、

この歌を完成させられるのは

ジャニーズWESTだけだと私は思います。

 

 

重岡さんが作る歌や、

発せられる言葉、文章からは

『頑張れ』が、全く押し付けがましくなく

潜んでいて、それなのに

確実に私をつよくしてくれる。

 

きっとそれは重岡さんがたくさん今まで

壁にぶち当たってきて、

その度にいろんなことを考えて、

いろんな角度で世界を見て、

そのどれもを自分の武器にすることができる人だからで。

 

それだけじゃなくて、

それを私たちに教えてくれて、

勇気や元気までくれる人で。

 

それはきっと彼の生まれ持った本質や

育ってきた環境がそうさせてるのも

もちろんあるだろうけど、

周りにいてくれるメンバーが、

1番彼を理解して、

否定せずに味方でいてくれて、

彼の作るものに対しても敬意を払って、

とても好きだと面と向かって言える人達だからで、

ジャニーズWESTだったからだと思います。

 

まるで地獄にいるみたいな気持ちで

毎日朝を迎えて、

親に『無事で帰ってきてくれるかな』と

心配かけてしまうほどの憂鬱な顔で出社して

全部捨てて帰ってやりたい気持ちに

何度も駆られたあの頃の自分を、

時間が経っても私は救うことができず、

むしろ責めることしかできなかった。

 

どんな応援歌も聴きたくなかった。

どんな言葉も薄っぺらに感じた。

 

自分の選択は間違い続けてると耳を塞いだ。

何も選びたくなかった。

 

そんな大人を救えたのが

『間違っちゃいない。』でした。

 

初めてちゃんと歌詞を読み込んで聴いた時、

まるで耳を塞いでも聴こえる声で

歌ってくれているようだった。

ゆっくり浸透して、

堰を切ったように涙が出た。

料理中だったのに。危なすぎる。

 

ジャニーズWESTの7人で歌う

『間違っちゃいない。』もとてもとても

強かった。

私はこれ以上の応援歌を知らない。

 

きっとこれからもまた

間違ってたのかなあ、の呪いにかかることが

あると思う。

けど、それでもこの歌があれば

きっと少しは呪いが解けるのが早くなる。

 

重岡さんは魔法使い、

というよりやっぱり

鍛冶屋さんなんだなあ。

でも、私が知ってる鍛冶屋さんの中で

1番勇者なんだよ。

 

 

 

 

 

いや私が知ってる鍛冶屋さんって何?

 

 

 

 

 

 



 

 

一丁のリボルバーによって翻弄された人間たち、

 

 

 

舞台

リボルバー〜誰がゴッホを撃ち抜いたんだ?〜』

を観劇してきました。

 

 

原田マハさんの原作リボルバー

先に履修してから舞台に臨んだので、

原作との違いも合わせて舞台の感想を

つらつらと吐き出して行こうと思います。

 

まずは、

7/10~8/1までの東京公演、

8/6~8/15までの大阪公演、

マチソワ合わせ合計37公演。

 

本当にお疲れ様でした!!!!!!!!!!!!!!

 

 

安田くんのお芝居だいすき芸人として

また彼の生のお芝居の熱を感じることが

できたのはとてもとても幸せでした。

観劇していない日でも、安田くんが舞台に立って

今日もお芝居をしているんだという事実に

励まされて生きておりました(激重オタク)

 

舞台ってナマモノなので、

セリフの間やトーン、アドリブなど、

1公演として同じ公演はないと思うのですが、

私が観劇したのは8/9の大阪公演のみなので、

あくまでも該当公演で私が観た主観的な感想を

消化していきたいと思います。

 

 

❶舞台だからこそ生まれた臨場感とメッセージ性

 

 

 

まず、これはそうなるだろうと思っていたのが、

原作と大筋はもちろん同じだったけど、

展開や結び方が違っていたこと。

 

 

先述の通り私は原作を履修してから

舞台に臨みました。

 

一幕が終わってからは

『これはもしかして原作読まずに来た方が

新鮮だっただろうか…』

とも思ったのですが、

全て観劇し終えた頃にはそんな考えもなくなり、

むしろ原作との違いをタイムリーに感じることで

『ここをこう魅せるのか!』

と新たな発見を同時に感じることができたので

とても楽しかったです。

 

 

 

 

(⚠️以下原作のネタバレを含みます⚠️)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リボルバーを持ち込むのはサラ・ジラールの娘のクロエ。

 

21世紀と19世紀の出来事を交錯させ、

21世紀の人間が追体験をしている。

 

③最終的にリボルバー

オークションにかけられているような描写がある。

 

 

大きくはこの3つが、

明らかに原作と異なる演出でした。

②においては、

小説では表現しづらいでしょうから仕方ない気もします。

 

 

原作で、冴が勤めるCDCに

錆び付いたリボルバーを持ち込むのは、

画家のサラ・ジラールです。

サラは結婚しておらず、娘もいません。

母から、今まで語り継がれてきた歴史を

ひっくり返すような真実と共に、

リボルバーの在処を知らされたサラは、

それをCDCに持ち込むのです。

 

 

物語はそこから始まり、

冴やギロー、JPらがゴッホの足取りを歩みながら

史実と照らし合わせ、そのリボルバー

本当にゴッホを撃ち抜いたものなのかを

解明していく展開となっています。

 

冴たちが真相を解明していくことが

ベースにあるため、

②であげているように原作は

21世紀主軸で展開されます。

 

原作にてゴッホがしっかりと登場するのは

物語の終盤、

ゴーギャンが真実を回想し

独白するところからです。

 

 

しかし舞台では、21世紀にいるはずの冴と

ゴッホが話をしていたり、

ギローたちもゴッホゴーギャン、テオの3人と

同じ空間に存在する、

クロスオーバー的な描かれ方でした。

 

 

21世紀と19世紀の場面転換の前に、

現実的に考えて有り得ない

ゴッホと冴の会話があったり、

一幕終盤やラストシーンにおいて

全員が同じ空間にいたり、

それぞれの時代が交錯し、

最後には時代がひとつになる。

 

舞台だからこそ体現して面白くなるし、

スっと受け入れられる演出。

 

このような演出によって、まるで私達も

その場にいて、疑似体験しているかのような

感覚になれました。

 

 

また、ラストシーンにて、まるでリボルバー

オークションにかけられているような

場面があったのですが、

 

そのオークションのシーンで

『そのものの価値を決めるのは自分次第だ』

真価を問うような台詞がありました。

 

 

原作において、

リボルバーを実際にオークションにかけるような

描写はないのですが、その台詞を聞いて

これがこの作品を通して

伝えたいことの1つなんだろうと思いました。

 

 

また、一幕の序盤でCDCがオークションを

開催しているシーンがあるのですが、

そのシーンと、

ラストのオークションのシーンにおいて、

まるで私たち観客が

オークションの客であるかのように

キャストが振る舞うのです。

 

観客席に座る自分たちは

オークションの客であって

ゴッホゴーギャンとテオの3人を

見守るものである。

自分たちも物語に構成されている。

 

そんな感覚が芽生え、臨場感が際立ちました。

 

まるで歴史的な瞬間を、

冴たちと一緒に覗き見しているような。

 

そして、

リボルバーそのものの意味を教えてくれたこと。

 

こちらも原作にはありませんでした。

厳密に言うと、

原作には必要なかったのかもしれない。

 

リボルバーは弾倉が回転式なっていて、

それにより

連続して弾が撃てるようになっている』

と台詞により説明が入り、そこから

『巡り巡って人の手に渡る』というような意味を

持つものなんだと私たちに教えてくれました。

 

(台詞ちょっとうろ覚えです、すみません…)

 

一丁の錆び付いたリボルバーを中心に、

時空を超えて翻弄される人々。

それを表現するかのように舞台の真ん中に

リボルバーが置かれている。

 

舞台だからこそ意味をなす演出と

台詞だなあと思いました。

 

原田マハさんは、『たゆたえども沈まず』という

日本人画商の林忠正ゴッホ兄弟が

互いに知り合いであったら、というよう

なフィクション作品を書かれており、

いつかゴッホゴーギャンの関係を描きたい

という思いを持っていらっしゃったようです。

 

そんな中、今回の舞台脚本を書いてみないか

という声がかかり、

戯曲を書くのが初めてだったマハさんは、まず

小説を書き、そこから戯曲にされたということを

パンフレットで語られていました。

 

最初に書き上げられた脚本は

かなり長尺のもので、

そのまま上演すると4時間を超えると指摘があり

(実際のリボルバー上演時間は2時間20分)

そこからかなり削ったそうです。

 

行定勲さんにも、

『小説で描けなかった部分を演劇にする』

と仰っていたようです。

 

そのため、最初に舞台を観劇してから

小説を読むという順番でも

もちろん楽しめるような内容だったし、

小説を読んでいないとわからない!というような

ところはなかったと思います。

 

ただ、ゴッホゴーギャン

過ごした地域の名前や、2人の関係性、

ゴーギャンゴッホに対する気持ちの詳細を

小説で知ることができたので、

台詞がスっと入ってきやすかった

という印象はあります。

 

 

フィンセント・ファン・ゴッホを演じた安田章大の覚悟

 

 

私は観劇を終えてすぐ、

まるで言葉が出ませんでした。

 

Twitterのオタ垢で繋がってるフォロワーちゃんと

一緒に観劇したのですが、

舞台が終わり会場を出た頃、2人して

 

『なんか………………なんか………………

わからん………………………

とにかくしんどい………………………』

としか言えなかった。

 

いやまあ推しの現場後のオタクって大概

「ハァ……………しんど……………

すき……………結婚しよ…………」しか言わん。

 

 

そういう一般的な(一般的な?)

現場終わりのオタクの感情では

決してなかったのです。

 

『しんどい』要因は舞台の内容ではない。

俳優・安田章大の覚悟を

目の当たりにしたからでした。

 

リボルバーを観劇した方の感想で

1番多かったのが

『舞台に立っていたのは安田くんではなく、

フィンセント・ファン・ゴッホだった』

というものだったと思う。

 

もちろんその通りでした。

あの2時間20分の上演時間のどこにも

安田章大はいない。

 

それは今までの彼の舞台においてもそうだった。

私が観ることが叶わなかった舞台においても

そうだっただろうと思っています。

安田くんは何にでもなれる人だから。

 

3回のカーテンコール。

そのどこにも安田章大はいなかったんですよね。

 

ずっとフィンセント・ファン・ゴッホのまま。

役を抜いていなかったんですよ。

 

きっと、この舞台を観劇した多くの人が

同じことを思っただろうと思います。

 

ゴッホがまるで、

21世紀のオークション会場にいる

私たちにお辞儀をしているかのような。

 

そんな彼を目の当たりにした瞬間、

彼はとんでもない覚悟を持って

フィンセント・ファン・ゴッホを演じたんだ、

と痛感しました。

 

 

髄膜腫の手術の後遺症により、

強い光を見続けると立ちくらみが

してしまうことがある。

それなのに安田くんはずっと裸眼で、

舞台の照明なんて熱いくらい明るいだろうし、

安田くんにとってはかなり

キツいんじゃないだろうか。

 

それに、安田くんはここ1、2年でかなり痩せた。

ちゃんと食べてるんだろうか。

 

大好きなアイドルだから、

そんな、心配なことは沢山あった。

けれどそのどれも、

安田章大の覚悟を前にして

簡単に口に出来やしなかった。

 

『愛を心配でスルーしないで』

 

安田くんの言葉を今でも

頭の中で反芻することがある。

私たちはたぶん、

安田くんの覚悟を

心配でスルーできなかったんだと思うし、

それをしちゃいけない気がしたんだと思う。

 

実際に安田くんは、ずっと裸眼で演じていたし、

薄い布の間から見えた胸は

以前よりも骨ばって、痩せていました。

そのどれもが安田章大という俳優の

覚悟だと思ったのです。

きっと選ぼうと思えば、サングラスをかけて

稽古することも、舞台に立つこともできた。

でも彼はそれをしなかった。

 

『タブロー!

この胸にはタブローしかないんだ!』

という台詞を、まるで台詞ではなく

安田くんがゴッホを演じる上で自然と出てきた

言葉みたいに感じられたのも、

耳を切り落とす際の断末魔のような叫びも、

目の前にいるゴーギャンやテオを見ているようで

ずっと遠くを見ているような目をしていたのも、

 

全て安田章大という俳優が、

全力でフィンセント・ファン・ゴッホ

向き合ったからだ。

 

なんて俳優だ、と恐怖すら覚えた。

憑依型だとは思ってはいたけれど、

本当に取り憑かれたかのようだった。

 

だからと言って、最初から自然とゴッホ

演じることができた訳ではないと思います。

安田くんなりにゴッホを理解し、

自分の中に落とし込んで

積み上げてできたものだと思っています。

 

以前雑誌のインタビューで、

「見てくださる方に打撃を与える、傷を付ける」

という

言い方を安田くんはしていましたが、

まさにゴッホを演じた安田くんに付けられた傷を

こっちはまんまと引き摺りまくりました。

 

 

ゴッホが亡くなったのは37歳のとき。

今年で37歳になる安田くんが

ゴッホを演じることとなったのは、

何かの縁だろうと思っていたけど、

なんだかそれが

確信に変わったような気がしました。

 

 

観劇を終えて

 

1年以上前からこのコロナ禍で

沢山のイベントやライブ、

舞台などが中止にされてきて、

今回本当に久しぶりに生で舞台を観劇しました。

 

こんなに私の心を動かす演劇が、

こんなに役者やスタッフが

本気で挑んでいる演劇が、役者たちの覚悟が、

 

あんなにも簡単に「不要不急」と

切り捨てられた。

 

確かに不急かもしれないけど、

不要だなんて今後一切、

誰であろうと言わないでほしい。

 

そりゃあ

人の命と天秤に掛けられたら誰も何も言えない。

でもそんなの狡い。

人の命は大事だけど、

それと天秤にかけられたものに

命を懸けて挑む人間がいる。

 

何かを切り捨てなきゃ何かを守れないなんて

残酷だ。

 

以前のように、舞台観劇は

当たり前にできることではなくなった。

 

そんな中今回私たちがリボルバーという舞台を

無事に観劇できるように尽力された

関係者の方々、

この状況で身体に配慮しながら稽古をして

本番に挑んでくださったキャスト、

スタッフの皆様、会場のスタッフの方々、

皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。

 

きっとリボルバーという舞台を上演できたことは

この状況で多くの人の希望になったと思う。

何かを守るためにそんな希望が

犠牲にされるのはもう見たくはない。

 

こんなにも人の心を動かすことのできる舞台や、

コンサートやイベントが犠牲にならないように

守れるならば、いくらだって我慢してやる。

 

 

 

 

と、

デカすぎる感情が芽生えました。(デカい)

 

 

 

 

安田くん、キャストの皆様、

スタッフや劇場関係者の皆様、

本当にお疲れ様でした。

 

舞台後半戦にかけての大阪の天気予報は雨。

 

『フィンセントを演じ終えるまで

こちらはずっと雨かもしれない』

『これは何の意味を示唆しているのだろう』

と安田くんは言っていたけど、

千穐楽が舞台終わる頃に晴れたのは、

安田くんに降りたフィンセントが彼方の楽園に

戻っていくためかもしれないな。

 

意味なんてないのかもしれないけど、

どうしてもそこに意味を持たせてしまうのは、

きっと私もいつの間にか、

あの錆び付いたリボルバーに翻弄されたからか。